東京
白金高輪

サンライン

東京都港区高輪1-5-15
03-3441-0170

★★★★☆  欧風

水は出しません

このサンラインがある辺りは、今でこそ地下鉄の駅が近くに出来たから行きやすくなりましたが、開店当時はバスでないと行けない場所でした。
10年ぶりくらいに行きましたが、町並みもずいぶん変わってしまっていて、時の流れを実感させられます。
魚藍坂という坂の上のほうにこの店はあるのですが、非常にこぢんまりとしていて、地味なので初めての人はうっかり通り過ぎてしまう可能性があります。(^^)
店の外の壁には、“お水は一切出しません”と書いてあり、一クセありそうな感じを醸してます。
店内はカウンターのみで、10席ほどでしょうか?あまり広くはありません。
この店で、実は初めての体験をしました。このサイトのための取材でカレーの撮影をしてますが、この店で撮影をしていると、「もしよろしければ、写真を何に使うか教えていただけませんか?」と聞かれてしまいました。
一応「趣味でHPをやってまして、それで・・・」と言っておきましたが(決してカレー専門サイトとは言えませんでした。ウソついてごめんなさい!これ見て怒らないでくださいね!)しかし、その聞かれた言葉には悪意はなく、ただ単純に何に使ってるんだろう、と言う疑問がそう言わせた感じで、 最初これを聞かれたときは水を出さない頑固さが頭の中をよぎって、悪い予感がしたのですが、取り越し苦労でした。
その後、店員のお姉さんとはいろいろお話させていただきまして、面白いお話も聞かせていただきまして、退屈しませんでした。
会計も済んで店を後にするとき、「ありがとうございました。」と深々と頭を下げられ、とてもいい気分で店を出ることができました。満足です!

具が一切見えません

ここはメニューはなく、英国風特製カレーライス(\1,500)1品のみです。
このカレーは、一目見て他の店のカレーとの違いがわかります。それは何かと言うと、具が何も入ってないんです。いや、入ってないというのは実はちょっと違っていて、見えない、と言ったほうがピッタリかもしれません。
調理過程でよく煮込んで具がよく溶けた状態で、なおかつそれを裏ごししているので、完成品には見た目何も入ってないんです。でも、実は野菜や肉がカレーの中に溶け込んでいるんです。
ですから、見た目はホントに何も入ってなくてキレイなものです。(決して澄んではないですけど、)まるでコンソメスープのようです。
で、ここのカレーは辛いので有名で、辛いのに水が飲めない(これに関しては、辛いものを食べてるときに水を飲むと、口の中が痛くなってしまうので、辛いものを食べるときには水は飲まない方がいいと思いますよ。)ので、 かなり途中でリタイアしてしまう人がいるそうです。途中で残されるといやなので、だから店の外に告知しているのに・・・と店の人が言っておりました。
たしかに昔食べたときはかなり辛かった記憶があったのですが、今回久々に食べてみて、あまり辛くは感じませんでした。やっぱり辛さに慣れてしまったんですかね。(^^)
そして、もう一つ特筆すべきはライスです。ライスの炊き具合が、絶妙なんです。カレーがスープ状なので、ライスはちょっと固めがいいのですが、ここのライスは芯が残る硬さではなく、 米の一粒一粒にコシがあるって感じです。この硬さのライスがスープ状のカレーととてもよく合っていて、絶妙の食感です。
実は食べに行った日は雪が降るほど寒かったのですが、食べた後は体がポッポポッポしてすっかり温まってました。
ところで、この店で水を出さない理由は、店員さんいわくカレーを食べて温まった体内にいきなり冷たい水を流し込むと、体に良くないから、なのだそうですが、何故か完食した人には食後に抹茶アイスを出してくれます。 しかし、このアイスを食べちゃったら、水以上に体が冷えちゃうんじゃないのかな?と素朴な疑問がふつふつと湧いてきつつ、店を後にしました。



英国風カレーライス