奇跡のカレーライス

東京
下北沢

マジックスパイス

東京都世田谷区北沢1-40-15
03-5454-8801

★★★★☆  その他

北の大地の雄、東京に上陸。

ちょっと前から、北海道は札幌では、とても個性的なカレーが一大旋風を巻き起こしてました。それが、今回紹介するスープカレーです。スープカレーという言葉は、東京では今まであまり馴染みがなかったのですが、スープカレーの店の代表格と言われるマジックスパイスが、北海道物産展などで出店し、徐々にその評判は東京でも話題になるようになりました。
そして、満を持して03年8月26日、下北沢にいよいよ上陸してきたのです。
で、このマジックスパイス東京店、下北沢のどこにあるのかと言うと、いわゆる下北沢の駅周辺のごちゃごちゃしたところではなく、茶沢通りを越えたところにある静かな住宅地(お店の前には教会が建ってたりします)の中に位置します。
店の外観は、こりゃほとんど街の景観を損ねているんじゃないの?と思うような、真っ赤な外壁が特徴的で、非常によく目立ちます。
店内は広めで、客席数はたぶん30席以上はあるんじゃないかな?と思います。店の中にはデッキ席やインドネシアグッズを売るお店なんかもあって、いろいろ趣向を凝らしてあります。
店員さんの接客態度は、とてもよくできていて、またこちらの質問にも丁寧に答えてくれて、非常に好感を持てました。

スープカレーはカレーなのか?

さて、スープカレーとは何ぞや?と考えてもよく分からなかったんですが、お店の人曰く、インドネシア風なんだそうです。
メニューを見ると、気まぐれカレー(時価)なる非常に気になるメニューがあったのですが、話を聞くと、これは普通のカレーで、いつもあるメニューではないそうで、この日はありませんでした。でもやっぱりこの店ではスープカレーを堪能しないわけにはいきませんから、スープカレーチキン(\950)をオーダーすることに。で、この店では辛さもオーダーすることができるので、ここは辛いのに挑戦することにしました。
辛さの種類は覚醒・瞑想・悶絶・涅槃・極楽・天空・虚空・・・と言う名前がついてまして、辛さによっては値段が上がります。お店の人曰く、マジックスパイスのスープカレーは、涅槃以上がオススメだそうで、使ってるスパイスが違うそうです。数々の辛いカレーを食べ歩いてきた辛い物好きのkazzは、やはり虚空に挑戦しないわけには行きません。(この虚空は東京店のメニュー上では一番辛いランクのものなのですが、この上には“アクエリアス”というレベルもあるようです。)
いよいよカレーが運ばれてきて、野菜がてんこ盛りになっているのに驚かされます。非常に具が多い。ヘルシーな感じが女性にもウケそうです。
たくさんの野菜の下には骨付き鶏肉が埋まってて、食べ応えがありそうです。カレーはスープカレーという名前の通りにサラサラで、本当にスープのようでした。
で、一口食べてみると、「そんなに言うほど辛くないじゃん!」と余裕だったんですが、それが半分くらいまで食べ進むと汗がブァっと噴出してきて、辛さが口の中を圧倒的な威圧感で支配するようになり、「ちょっとヤバイかも・・・」
とちょっと心配になってきます。が、ここからがここのスープカレーの不思議な所で、完食する頃には口の中の辛さが影を潜め、食べ終わる頃には爽やかな食後感しか残りません。非常に不思議な現象でした。いろいろなお店のカレーを食べてきましたが、こういうのは初めての体験でした。
スープカレーというと、以前に国立にある某店で痛い目にあってから良いイメージがなかったのですが、ここのカレーでその嫌なトラウマを払拭できたような気がします。スープにライスを浸して食べると、抜群の食感で、スープカレーがブームになったのも分かるような気がします。
ただ、これをカレーと呼んでいいのかな?という疑念もまだ残っていて、食べてみた感想としては、韓国料理のサムゲタンとユッケジャンを足して2で割ったような感じを受けました。
まあ、下北沢を通ることがある時には寄ってみたくなるお店でした。



スープカレー(虚空)