20歳代以下の方にはわからないかとは思いますが、30歳代以上の方なら、昔は“カレーライス”と“ライスカレー”と2つの呼び方があったことを憶えてらっしゃる方が多数いらっしゃるんじゃないでしょうかね。
では、カレーライスとライスカレーはどう違うのでしょか?ご存知ですか?
カレーよりライスの方が多いのがライスカレーだとか、ライスの上にかかった状態で出されたものがライスカレーであるとか、様々な説が飛び交っておりますが、どれも今ひとつ説得力がありませんよね。
実はこの2つの呼び方の違いは、時代の違いによるものなんです。
カレーが日本に輸入された時、呼び方は調理本やお店によって違いました。(その中でも、英語式にカリードウィズライスという呼び方がされることが多かった)
では、ライスカレーという呼び方は、誰が、いつ頃から使うようになったのかというと、一番有力な説として、クラーク博士説があります。
そう、あの「少年よ、大志を抱け!」のクラーク博士です。
明治9年、クラーク博士が札幌農学校(現在の北海道大学)に赴任した時、寮に住む学生の食事を見て、米食ばかりで栄養のバランスが悪いように見えたらしく、栄養状態が悪いのは米食のせいだと感じ、寮の規則として『生徒は米飯を食すべからず。ただし、らいすかれいはこの限りにあらず』としたのです。 この説は、一応日本の歴史上最古の“ライスカレー”の記述になります。
その後、札幌農学校の卒業生や関係者を中心にこの呼び方が広まったと言われています。
そして、昭和に入りさらに太平洋戦争後、よりおしゃれな語感を、ということで“カレーライス”の呼び方が普及するようになりました。
この説には本当に様々な説が星の数ほどありますが、記録に残っているエピソードとして、一番説得力を持つ説だと言われています。
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