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今回はカレーの語源について。 結論から先に言ってしまうと、実はインドには料理を示す“curry”という言葉はないんです。 インドには、14もの公用語があります。そのどれにも、いわゆるカレーをさす言葉は見つかりません。 では、なぜカレーという名前が世界に広まり、それが定着したのか?カレーの語源はどこにあるのか? これにはいくつかの説があって、ヒンズー語の香り高いもの、美味しいものを意味するターカリー(turcarri)が英語に転化したもの。 イギリスの役人が、インド人が食べている料理の味を聞いたところ、おいしいという意味の「クーリー」と答えたのを、料理の名前と間違えて英語になった、という説。 インド北部のほうに、黄色い豆を使った煮込み料理でカディというのがあるのですが、この名前がなまったもの、などの諸説あるのですが、 タミール語説が1番有力な説と言われています。 タミール語の中に、ご飯にかけるソース状のものを示す単語にカリ(kari)があり、それがポルトガル経由でヨーロッパ各国に広がり、なまってカレー(curry)という名前が定着した、という説です。 いわゆるカレーの定義も、このタミール語説がそのままカレーの定義となっているようです。 イギリスの宗主国としての支配の歴史を考えると、前述のいくつかの説には歴史的矛盾があり、そんなことから最後のタミール語説が、最も有力と言われています。 まあ、いずれにしても、インド人は自分たちの料理を決してカレー(curry)とは言いません。“カレー”は、あくまでも外国からインド料理をさす言葉なのです。 それにしても、第三世界の国のいろいろなものの名前の由来の話には、前述のクーリー説のような類の話が結構あったりしますよね。(オーストラリアのカンガルーなど・・・) 意外と、この辺のエピソードの中に出てくるヨーロッパ人は、よく確認もしない、ある意味マヌケな人が多いんですね。 |
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